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今日こそ早寝するつもりだったのに結末気になって最後一気に読み切ってしまった~~

『自由研究には向かない殺人』読了!

イギリス発のヤングアダルト向け(で合ってるのかな?)推理小説。

高校生のピップは、5年前自分の住む町で起きた殺人事件の犯人に納得していない。そこで"自由研究"を口実に、事件の再調査を始める。しかし調査を進めるにつれ、身近な人物が次々に容疑者として浮かび上がってきてしまい――?

「地方の小さな町を舞台にしたマーダー・ミステリー」、どうしても狭く閉じたコミュニティの閉塞感がついてまわるので暗い雰囲気になりがちだと思うのだけど、これは超爽やかな作風だった!
内容は結構重いんだけど、ピップがネアカというか、終始フェアで真摯なキャラ造形だからかなあ。こいつならなんとかしてくれそうぢからが強かった。無鉄砲すぎてハラハラする場面も多いけど、逆にそれでグイグイ読んじゃう感。

翻訳文も綺麗、軽めで取っつきやすい。
超オススメ!ってほどではないけど、出てる続編は続けて読むの確定くらいのおもしろさ。軽めの翻訳ミステリ読みたい機運の人、是非!
※犬が死にます

ぼんやり考えてたんだけど、ティーンが大人の協力を仰がずにいろいろアウトなこともして危ない目にあいながら事件を解決する話に多分作者が求めてる心の動き以上にハラハラしてしまうのって大人の視点だよなあって
ヤングアダルト向け小説の対象年齢層なんて一番大人ウゼーの時期だろうし物語の中にまでオトナがしゃしゃる必要はまったくないと思うのだが、しかしこりゃ「大人が10代のうちに読むべきとか言ってくる本マジつまんねwww」だよなあと苦笑したのであった 私もそう思ってたしなあ なんか良作だったからこそ自分の大人ブレーキを実感してしまった

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