機械化や自動化ができない・しにくい仕事って言うと「人のあたたかみ」「肉体の複雑な動作を使うもの」とかが真っ先に出て来がちなんですけど、体感いちばん自動化しにくい業務は「if分岐が多すぎる」。なぜなら必要な機能が何なのかすら決められず、話し合いが進まないから。一子相伝型の属人化業務にありがちなこの多すぎるif分岐をどれだけシンプルにできるかが、機械化の可能性を決めると思ってる。逆に言えば「今のまま機械化」はそもそも困難なので、機械化・自動化するならそれに合わせたプロセスが必要な場合もあるって話なんだけど、たいがいの年配のお偉いさんはここが分からない。何なら彼らは一子相伝型業務の担当者が日々どれだけの量の脳内演算をしているか見当もついていないか軽視していて、人ができるなら機械でもできると思っている。