実際問題、肌感覚として10月以降に発行された請求書のうちインボイス登録されている会社の請求書全部が有効なインボイス請求書であるとは言えない状態になっていて、ということはインボイス登録したかしないかで分けても決算の時になってから「やっぱこれ無効です」って例が山ほど出てくるだろうし、量が多けりゃ多いほど損を被る事業者も増えるし、苦情不満も溜まるし、違法に走るところも増えるだろうし。一社二社なら取り締まれても、そんな事業者ばっかりになったら当然見てらんないわけでね。
で、良ければ大企業がそれに巻き込まれて大金を損し、最終的には経団連あたりが「これはもう無理」と言い出せば政府もさすがに何か考えるんじゃないか、次点で「このままでは中小企業が全滅する」ってなって小規模な事業者には猶予ができるとかあるんじゃないか。そして最悪の場合でも事実上は大企業が大規模にやらかさなければ捕まらないみたいな状態になるんじゃなかろうかと。