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自作語り(ハートのたまご) 

「あ。ひょっとしてこなっちゃん、私が山手に惚れちゃったとか、そういう話すると思ったでしょ?」
「えっ!? いやいやいや、そういうわけじゃ……えっと、ううん……」
「もう、大丈夫だよぉ。こなっちゃんったら心配性なんだから。そんな話、私がするはずないじゃない」

ここの最後の台詞に出てくる「そんな話、私がするはずないじゃない」は2つ意味があって

1)小夏(本人)が以前山手くんに惚れている様子だったので、山手くんを横取りしたりはしないよという意味
2)綾乃は本心だと優真に片思いをしていて、本当に好きな人は優真に他ならないので山手くんにそういう見方をすることはないという意味

これが同時に表現できるようにしてある 綾乃の台詞にはこういうややこしいのが結構ある

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