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妖奇士 21・22話
21話、吸血鬼を巡るやり取りから果てなき冒険スピリッツが漏れてません？ というか、ボウケンジャーを手掛けた脚本家のもう一つの面がこれと言った方が近いんだろうな。
コメディ色強めの単発回はニチアサによくある味わいだけど、そういう状況下でもしっかり人が死ぬのは妖奇士ですね。私はコメディはコメディ、沈痛なときはずっと沈痛にしててほしい方だけど、アニメだとこれでも結構見られる。
22話 …ウワーッ！！変な怪人がアホな騒動を起こす戦隊っぽいギャグ回の裏で竹島事件が起こっているしやっぱり普通に人が死ぬ！何！？
やっぱこの鳥居、微妙にいい奴なんだよな…。突然「社会とお前が悪い！」って怒鳴り込んできた子供に対して「そうは言ってもさあ」って真面目に返す人間そういないよ…。途中でいい感じの雰囲気の中で死ぬタイプのヒール…。（※鳥居だからたぶん死なない）
ライダーキックでは解決しない問題を残して終わる話、個人的には好き。ちゃんとやらないと投げっぱなし感あるし、ちゃんとやっても怒られがちではあるが。
21-22話の一連の話、全然名前は出ないが誰かさんの影も見え隠れしますね。わはは。
妖奇士 23・24・幕間
と…鳥居が本当にちゃんとしている…。ちゃんとしてはいるが、私の危惧をソテが爆速で回収していってしまった。身体性の簒奪だよね。それにしたって爆速過ぎる。
江戸元の裏切りはハラハラしたけど、西の者から全体的にダメそうなオーラが漂ってるのはなんとかならんかったのだろうか。あの人たちに変に説得力があってもダメなのはわかるが…。
せーじの話をしているおじさん達、鼻持ちならない感じの阿部さんが新鮮。あと小笠原さまがメリケンサックファイターになった。
故郷で散々つらい目に遭ってきたアトルが、真に世の中に絶望するのは他人の悲しみを目の当たりにしたときなんだな。雪輪（雲七）が最後まで残ったのは予想外だった。イマジナリーフレンドとはいずれ別れ、異界の者は異界に還るのがセオリーだから。個人的には嬉しい。外伝でどうなるかまだわからないけど。