「健常者」という語彙に、「誰もが"健常"ではないし……」みたいな言説に、むかしは「確かに……」と思っていた。だが、やめた。「健常者」には、明らかな特権がある。健常者の特権を免除してしまう言説を、私は認められない。たまに病気にかかる?障害者だって、かかります。ちゃんと「特権」を自覚していただきたい。
あわいはあります。その境は、微妙な判断でしょう。それとは別に、健常者中心社会があり、障害者を「邪魔」だと考える、健常者がいる。「健常者はマジョリティであり、マイノリティを抑圧/差別しやすい」と、考えた方がいい。
シスは健常者ばかりではないですが、同じように、マイノリティを抑圧/差別する立場になりやすいです。マイノリティを「悪魔化」して排除しがちなのは、障害者差別と同根の差別心です。安易に想像した「悪魔」の像を、生きているマイノリティに押し付けてはいけない。マイノリティを知ることは大切です。だけれど、「何もかも想像できる」と思うならば、おごりです。マイノリティのニーズに耳を傾けるだけでいい。想像できなくても、「尊厳を侵されたくない」というニーズに、まずは耳を傾けてください。
「生物学的に」などと言う人がいたら、生物学を学んでくださいというほかありません。男女二元論を支持している生物学は、「配偶子」だけを見ている、狭い生物学です。併せて、なぜ「生物学」だけで考えなくてはいけないのですか?科学は大切ですが、人間社会はそれだけで成り立っているわけではありません。論理の層は幾重にもある。狭隘で古臭い「生物学」だけで語らなくてもいいでしょう。
こんなに、「自分の遺伝子を残すのに興味がない女性」(少母化)が増えて、「利己的な遺伝子」(ドーキンス@性別二元論者)みたいなのは、たわごとでしかないのでは……。「人間は遺伝子の乗物」というイメージが、間違っているのでは……。ちゃんと「社会」を見ないと、人間のことはわからないよ……。
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