「アイドル」で思い出すこと
昔、Twitterで「俳句甲子園に出場する高校の女子の制服はどこがかわいいか」という話を大人たちがし始めて、「高校生はそういうジャッジをされに来ているわけではない。制服は必ずしも選べないし、大人がそういう眼差しを向けるべきではない」と注意したんですよね。
なかには高校生の指導をしている人もいて、危険だと思った。
そしたら、その指導者、ツイートを消して謝罪したあとで、「これからは、アイドルにもおちおちかわいいと言ってはいけない時代になりますな」とボヤいていた……。
「アイドル」というのも性的消費の一形態だし、今だって不快な思いをしている「アイドル」もいるのでは……。行為主体性として「望んでやっている」部分もあるとは思うけれど、「望んでやっているのだから、俺のジャッジを受け入れろ」という暴力にも遭いやすい。しんどい仕事だなとしみじみ思ったのでした……。