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佐々木紺『平面と立体』(文學の森、2024)
現のなかの虚、虚のなかの現が、ひんやりとした身体性により夢のように交差する。繊細で儚くも、柔軟な芯が通っている、美しい句集です。

貝いづれ波に砂なる蟬丸忌
花冷やフルーツサンドやすませて
網膜をミモザが雲が流れ去る
絵踏見るどの額にも魚影かな


佐々木紺『平面と立体』、本当に良い句集なので、お手にとって頂けると、私も嬉しいです!!

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