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小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社、2021)読了。

キャロル・ギリガンが初めて提唱し、政治学、社会学、倫理学、臨床医学の研究者たちが受け継いできた「ケアの倫理」を文学研究者の立場から考察する。「ネガティヴ・ケーパビリティ」「カイロス的時間」「多孔的な自己」を鍵概念に「ジェンダー」「セクシュアリティ」「人種の多様性」というテーマを切り込んでいく。
〈近代社会 にとって、あるいは資本主義社会にとって、「ケアの倫理」が"異質"だからこそ、今の 行き詰まった社会の状況を変えていく原動力になると信じている。〉

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