堀江貴文「介護は"誰でもできる"が、自分ではやりたくなかったし、やれもしなかったので他者に丸投げした図」
堀江貴文「介護は"誰でもできる"が、自分ではやりたくなかったし、やれもしなかったので他者に丸投げした図」
「父親を施設に入れる」のは良いんだよ。だが、現場の職員を蔑視しながら、というのが歪ですよね。「誰でもできるなら、自分ですればいいじゃん」と。
〈じっさいにこの日本社会においても、政治こそが、何が無償で行われるべきケアであり、有償で行われる場合にはケアの報酬を決めることでその社会的な価値を決定している 。すなわち、政治(学) )が政治とそうでないものを境界づけているという事実から、わたしたちは、非政治的と思われてい るものこそが政治的な力の作用をもっとも強く受けているのではないかと疑ってみる必要がある。〉岡野八代『ケアの倫理 ――フェミニズムの政治思想』(岩波書店、2024)
この堀江貴文の〈妻は父の介護をす る気がなく、結局私と離婚することを選びました。〉という文言も、「介護は妻がやって当然」という、「自然化」が入っている。