〈むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに〉という井上ひさしの言葉を金科玉条のごとく掲げる人がいるが、複雑なことを複雑なままに書けないのは弱点であろうし、「売れる」ことを目的にしすぎている(そして、多くの人は「やさしいことをふかく」で失敗する。平易で深みのないものであふれかえっているこの世よ)

「オッカムの剃刀」はスッキリするが、いわば強者の論理。割り振られ立たされる位置の複雑な者にはより複雑な論理が要る。
「オッカムの論理」はともすると「コスパ」や「タイパ」という意識につながり、やがて「生産性」という話につながっていく。

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良い/悪いの基準が「自分に負荷をかけるものは悪い」となっているところがあり、「自分の理解が及ばなくても良いものがあるかもしれない」という畏怖心を「コスト」と感じる人が増えた。彼彼女らのせいではなく、この世が時間泥棒に支配されていて、味わう豊かさをブロックしてしまっているのだろう……。

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