身内をdisるというのは、全然好ましい感じがしない。「この子は不出来なのに図体ばかり大きくなって……」そういう、身内発言は対象者への暴力でしかない。

私は惚気120％だ。ずっと、暴力的な環境で育ってきた。いまは何と平和なことか。🐌を褒める。「君がいてくれて嬉しい」と毎日伝える。

子どもの頃は家庭が地獄だった。父は、母が丹精込めて作った料理をテーブルクロスごとひっくり返した。母は生傷が絶えず、肋骨にひびを入れられ、片目を失明させられかけながら、私たち子の面倒を見た。

🐌は面白くて、優しい。🐌の歴史学、数学、文化人類学の本を私に貸してくれ、認知科学、社会学、哲学、フェミニズム、俳句関連書は私が貸す。雑に理解して、冗談を言い合う。お互いを労り合う。

暴力は嫌だ。
家庭が平和でも、戦争は小さな幸せも奪う。嫌だ。本当に、嫌だ。