『エゴイスト』を観た。日本でこのようなゲイ映画が制作されたこと、俳優や制作陣の姿勢に希望を感じる。質の高い映画だからこそ、ただのヒューマンドラマとして消費されてほしくないと思った。日本のセクシャルマイノリティーの立場は弱いから。法的な後ろ盾が何もないということが、主人公の献身とそれを受け入れること、双方のハードルを上げているのは確かなので、そのことについて少しでも考えられてほしい。 ※この先の感想はネタバレあり且つ野暮なので読みたくない人は読まないでください。 

同性愛者の問題はさておき、主人公の恋人について、そこまでしないとこの国では生きていけないのか…?と思った。物語としてはロマンがなくなるが、主人公は自分で支援を申し出るより先に、生活保護を受けることを勧めるべきだったのではないだろうか。自分がいないと生きていけないようにしたかったのかな。結局死んでしまったが…

『エゴイスト』を観た。日本でこのようなゲイ映画が制作されたこと、俳優や制作陣の姿勢に希望を感じる。質の高い映画だからこそ、ただのヒューマンドラマとして消費されてほしくないと思った。日本のセクシャルマイノリティーの立場は弱いから。法的な後ろ盾が何もないということが、主人公の献身とそれを受け入れること、双方のハードルを上げているのは確かなので、そのことについて少しでも考えられてほしい。 ※この先の感想はネタバレあり且つ野暮なので読みたくない人は読まないでください。 


原作は時代もあって今だと微妙な部分もあるみたいだけど、映画のセックスワークに対するアプローチ(セックスワーカーなことが問題なのでなく仕事に支障が出ることが問題としていた)はそんな悪くなくてよかったかな。
個人的には梨を買うシーンとベンチで愛について話すシーンがよかった、居酒屋で仲間たちと話すシーンもめちゃリアルだったな…

へぇ、原作も読んでみます。飲み会のシーンは良かったですね。ケーキを食べるシーンも良かった。人数分のケーキがあるのにみんなで同じケーキを食べていて面白かった…ゲイバー?にいる時とケーキ屋さんにいる時と、友達といない時の切り替えがリアルでした。主人公の俳優は『狐狼の血』のサイコヤクザ役でしか知らなかったんですが、すごいですね…


新宿三丁目の居酒屋で見かける光景そのものでナショナルジオグラフィックかと思った

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映画では主人公が新しめのiPhoneを持っていたのでどういう時代設定なのかよくわからなかったんですが、原作より今(というかコロナ前くらい?)に寄せているんですかね。それとも新宿三丁目の光景が20年くらい変わっていないのか? もう原作を読んだんですが、良かったですよ。生活保護はおそらく龍太の死後、お母さんが自分で申し込んだみたいです。もっと早くに申し込めば良かったのに…


原作読むのはや!
うまいこと現代版にリメイクしてるのかな?まあ昔も二丁目周辺にああいうノリの人たちはいたとは思うが…
生活保護は給付条件に引っかかったりしてたんだろうかね?要件満たしてる人も窓口に相談に行ったら追い返されるとかは今でもあるらしいし、他人の立場から介入しにくいといえばそうかもな…

短いのでさくっと読めました。原作では龍太をお金で買って自分のものにしたかったみたいなこともはっきり書いてありました…エゴ…


エゴかいな!
自伝的小説ということだけど、いくらでも悲惨な結果に転びようのある設定だったから観ててハラハラはしたな…

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