前垢再掲 くたびれシュウにドキドキするれいくん1️⃣
〜あらすじ〜
合衆国中を恐怖に陥れているシリアルキラーが今度は日本で?!……みたいな感じでFBIが来日▶️日米合同捜査が始まった設定の赤安(正確には赤→安)で、FBIも日本警察も頑張るんだけど捜査は難航して「お前の直感と推理力に頼りたいんだよ〜!」って同僚のプロファイラーに泣きつかれる赤井秀一
追加の捜査資料を回すためFBIが貸し切っているブースを訪れたれいくん。他は出払っているのかそこには赤井秀一だけがいた。辺りに漂う紫煙に(一体何本吸ったんだ)と顔を顰めたれいくんはいつものように小言を言おうと口を開くんだけど、のろのろ顔を上げた赤井秀一の凶悪かつ非常にセクシーな表情に息を呑んでしまう……。
腹の立つことに、赤井秀一はいつ何時もスマートな男だった。ファッションには無頓着だが清潔感があるし、煙草とは別になんだかいい匂いもするし、表情や所作も(意外だが)基本的に穏やかだ。
しかし眼前のこの男はなんだ?ぼさぼさに乱れた髪、そこから覗く鋭い眼光、土気色の肌、普段より濃いクマに痩けた頬、ひびわれた唇、咥えっぱなしのタバコ……れいくんの知らない赤井秀一がそこにはいた。
前垢再掲 くたびれシュウにドキドキするれいくん2️⃣
思わず捜査資料を握りしめ、身を固くするれいくん。ナイフのような眼差しを向けてきた赤井秀一だが、対象がれいくんだということに気づくと驚いたような顔をした後ふっと表情を和らげた。
「ああ……降谷くん、わざわざ手渡しに来てくれたのか」
かさついた声。煙草と酒ばかり摂取するからだFBI!と普段なら言おうものを、舌がうまく回らない。なんてことないはずのセリフが変に色っぽく聞こえて仕方ないのである。
「…………、えっ、あ、いえ、別件のついでですし……」
「煙くてすまんな、換気をしよう。……この事件もずいぶん長丁場だが、踏ん張りどころだ。お互い頑張ろう」
「はい、あなたも……じゃあ、えっと、失礼します」
半ば呆然としたまま退散したれいくんはこのあとしばらくぼろぼろの赤井秀一がフラッシュバックするし、これをきっかけに赤井秀一を意識するようになるし、なんやかんやくっついて秀零になってからはそういうプレイをします(します)