図録だって「読書」。
オクで落とした2冊
「メイプルソープVSロダン展」(1992・ドイツ語)
「かわぐちかいじ展・過去と現在の対話」(2024・フランス語)
Googleレンズを駆使して解説まで一応読了。訳はざっくりだけど内容は十分楽しめた。
メイプルソープは気になってた写真家。ロダンの身体表現との比較というテーマが面白かった。エロスに特化、のとおり表紙はお見せできません。無修正です。内容もガチンコです。比喩や寓意を廃して物理的な出来事、存在感を表現しようとする眼差しについての解説が熱い。
かわぐちかいじ展はフランスの「MANGA」への興味と情熱に圧倒されました。なんでつげ義春や永島慎二が出てくるの…。あと1991年の「COMIC BOX」の記事が引用で出てくるとかすごすぎる。「アクター」前のアウトローたちの敗者の美学とか優しさとかから「日本人とは」の視点に大きく変化していった作家。海外の方からの視点でも読み解いてくださる方がいたとは。
結び文の「第二次世界大戦の終結からほぼ80年が経った今も、進むべき道について迷っている日本について、より繊細かつ深く読み解く。」
フランスの企画者さん、ありがとう。
覚書で書いたので、長くくどい文ですみませぬ。