殺人者のパラドックス完走。イ・タンとチャン・ナンガムのシリアスでどん詰まりなトムジェリ物になるかと思いきや、少し散漫になってしまった印象。プロファイラーの描き方には不満が残る。チャン・ナンガムを苦しめる要素のほとんどが彼自身に由来しないのと、本当か嘘か確かめることはできないだろうことが悲しい。とはいえ、私は男性のくたびれてるさまが好きなので楽しみました。ソン・ソックの激情を抑えこんだり、溢れ出そうになる寸前の揺らぎの演技はとてもよかった…殺風景な部屋に住ゆチャン・ナンガムは自分を労わることを疎かにしていただろうから。찜질방にでも放り込んでふやかしてあげたい