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小児性愛者も水好きもGiantess好きもそれ以外も皆平等に顔を持ってる。だのに一つの趣味嗜好でもって世間に顔向けできないだなんて、そりゃあどうだろうか。
確かに問題が無いわけではない。特に小児性愛は子供の心を傷つける可能性が大いにあるだろう。悪い部分が無いわけがない。彼らが必死にその愛を隠そうとして、なんとかやりくりしようとして努力する部分がたとえあるとしても、概念から考えて、大人が子供を愛することの暴力性によって子供がねじ曲げられてしまうことは大いに考えられてしまう。
しかし厳然としてそういった趣味嗜好は実際に社会の中に存在していることが確認されていて、そういう人にも顔はある。実際に顔向けされているのだ。あなたの隣にその顔を持った人が電車で座るかもしれない。
趣味嗜好なんてそもそも単に恥ずかしいだけのことだ。凡庸に顔を赤らめてただただ恥ずかしいのにも関わらず好きになってしまう。そんなものがドラマになるだなんて、もしそうなんだとしたら、もしそうなんだとしたら…
一回限りの人生で、顔向けできない顔を向けて、ただただ顔を赤らめた人があなたを見つめていることの不気味さ(だって不気味なんでしょう?気持ちが悪いんだ。男性恐怖症の女の子は大衆の具現化だ。)について、もっと率直に語って欲しかった。

どうせ分からないんだなんて諦めるんじゃない。語るのをやめるってわけじゃない。しかしどうせ分かりはしない。厳然と違うので分かるわけはない。
しかしながら、そういう人間が偶然にも造られうるのだということは事実で、ただただそういう事実があるということを人が知っておくということで、とりあえずはいいのではないか。

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