あずささんとあむろ(ふるや)さん、ポアロで出会う前にどこかでニアミスしてたらって妄想。
でも顔は見てなくて、声だけ聞いてるの。
例えば公園のベンチで、ふるゃさんと風見さんが背中合わせのベンチで話してて、近くの木の茂み越しにその声を聞いたあずささんが『……どこで話してるんだろう?姿は見えないけど、素敵な声だなぁ、この声好きかも……』とか思って、でもその時はそのまま姿を探したりもせず通り過ぎるだけで。
そのうちに、心に直接届くような、鼓膜から響いてくるようなその声の記憶は、だんだん薄れていって。
1年後、マスターから、新しくポアロで働くことになった年上の後輩に顔通しされ、自己紹介してハッとなる。
『っこの声……!』
声から恋に落ちるあずささんの妄想でした……