日本酒が欲しくてコンビニに行った時に初めて買いました。
味ももそこそこで、入手の手軽さと味のバランスが大変良い商品だと思います。
そして飲み終えて瓶を見た時、私は既視感を覚えました。
そう、初めて買った商品なのにこの瓶に見覚えがあったのです。

あれは私がまだ小学生の頃、暑い夏に外から帰ってきて麦茶をコップに入れて一気飲みしました。
コップにしては先が不自然に絞られた独特の形状だったのを今でも覚えています。
そしてそのコップがまさにいま、長い時を経て私の目の前に再び現れたのです。

私の両親は大変な倹約家でした。
幼い私に両親がコップだと教えてくれたあの容器はなんとワンカップ大関の空き瓶だったのです。