【文喫トークイベント"自分自身を説明すること"選書⑩】
『うまのこと』/少年アヤ
わたくしがノンバイナリーという言葉を知って、使って、生きて、漫画を描いて、と、そんなことをしている間にようやくこの本が出た。クレヨンのような読み心地の小説である。ノンバイナリーのことを正面から書いている作品はまだ少ない。そんななか、この本はノンバイナリーであることを、そのことについての周囲の無理解を、そのアンブレラの下に生きることの安心感を細やかに描いている。あなたに、伝わってほしい。
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