スノーピーク大幅減益が暗示する「見せびらかしキャンプ」の終焉、そして「グランピング」もフェードアウトする(高橋 克英) | マネー現代 | 講談社
gendai.media/articles/-/125620

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”「都会の煩わしさを忘れ、自然や仲間との触れ合い」がキャンプなどアウトドアの醍醐味であり、この先も変わらないであろう普遍的な価値であることに、異論はないだろう。

とはいうものの、現実のキャンプ場では、テントとテントがひしめき合い、その距離わずか数メートル。隣の気配や騒音に苛立ちながらも手前はマナーに気を使い、一方で他人にオフロード車やテント、キャンプ用品の違いを見せびらかすーー。そんな面倒くさい攻防が展開されているのが、日本のキャンプの現状である。

初心者はともかく、マナーが悪いキャンパーが参入することで、備品盗難、深夜騒音、喧嘩、盗撮、無断SNS掲載などが起きるようになり、道の駅では車中泊禁止になったり、公営キャンプ場が廃止になったりと規制を強化する動きが続いている。細々した規制や罰則が強化され、防犯カメラまで設置されたキャンプ場は、まさにディストピアだ。

そもそも自然の中で開放的な気分を味わうためのキャンプなのに、日常生活の煩わしさからの解放もなく、その延長戦のようなギスギスした世界があり、細々した規制が掛けられていること自体、異様だ”

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