屠畜に関しての本は一時期手に入る分を雑に読んだんだけど、いろいろ差別の問題が複雑に絡み合っていて……って話のすみっこに、ちらっと「女の人はいくら来ても雇わない、過酷な仕事だから無理　だけど◯◯さんはシングルで家族を支えないといけないから特別に」って話が載ってたのがものすごい印象に残ってる
「◯◯さんは丁寧で今はもうこの処理場で一番の腕前」っていうのも
差別に抗うだの、差別を許さないとか言いつつやっぱりそこでその男性たちは女性を踏んでいるという
女性を雇わない理由は結局金だし……「家族を支えないと行けない人は特別に女性じゃなく扱う」って意味で、つまり「女は稼ぐ必要ないだろ」って言いたいわけだもん
そして「過酷だから無理」と言いつつ、雇った女性が誰よりうまくやっても「これは例外」と評価を改めることはない

あと、処理のためのナイフを研ぐことも含め、技術は全部先輩に伝承してもらうシステムで、つく先輩によって技術が違う、とかってのも

あーーーーこんなとこにも「道」なんだ……ってしみじみしたよね
なんでも日本は「道」にして精神的なものにしてごまかす
日本軍ってほんと日本人の一番悪い部分の煮凝りなんだろうな……