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GreenDayのライブをマンチェスターとロンドンの計2箇所で見て、一夜明けてなおまだまだ見たいという気持ちでいる。
歌のメロディだけでなく、あらゆる曲のいろんなフレーズが口をついて出ることに自分でも驚いた。本当にどのパートもキャッチーなリフばかりで、それがこのバンドの曲を特別たらしめているんだなと気付く。
演奏もシンプルだけどだからこそ強靭で、スタジアムの規模をストレートに掌握して見せるのもすごかったなあ。でもそれと同時に規模で押すだけでない、バンドと観客の間のコミュニケーションも明確に感じられて、それがより一層特別な体験を裏打ちしてくれる。きっとどんな会場でも彼らのホームにできるんだろうと思えるバンドは多くはないから、結構すごいことだと思う。
"Dookie"と"American Idiot"の2枚のアルバムを全曲演奏するというライブの構成の中で、案外際立っていたのはそれら2枚の旧譜を繋ぐ存在としての新譜"Saviors"だった気もしている。時系列的には全くブリッジするものではないんだけど、初期衝動感とパンクネスのバランスが代表作の2枚の良いところを取りつつ、バンドの現在地も見せてくれていて、結局今回は"Saviors"のツアーなんだな…という納得感があった。

何よりも、わたしのロックバンドに対するあらゆる憧憬の出発地点であり行く着く先でもある、そんなバンドをこんなに良い形で見ることができて本当に幸せすぎた。次があるのか分からないけど、あったら良いなあ。まだまだ聴きたい曲いっぱいある。
でも今はとにかく12年前のわたしに"American Idiot"の全曲をライブで聴ける日が来るって教えてあげたい笑。ここまで予期せぬ出来事はたくさんあったし、ロンドンにこうして暮らしてること自体もそうだけど、でもそれが結果として昨日のウェンブリーにつながっているのであれば、良かったんだろうと思えるね。本当に感謝しかないや、ありがとうGreenDay、愛してるよ!

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