"リュウ:そうですね。
だからぼくは、アーシュラ・K・ル=グウィン(『ゲド戦記』で知られるアメリカの作家。ファンタジーのほか、SF作品も執筆。2018年に逝去)は、とても素晴らしいと思っているんです。
彼女は、ジェンダーや権力についてのテーマを描くことが人気になるずっと前から、深い洞察で描いていた。
先見性を感じます。
その意味では
オクティヴィア・E・バトラー
https://ja.wikipedia.org/wiki/オクティヴィア・E・バトラー
(アフリカ系アメリカ人SF作家。著書に『キンドレッド―きずなの招喚』など。2006年に逝去)も同様で、
彼女も人種やジェンダーについて、とても早い時代から書いていました。
ぼくは、彼女たちの小説で描かれているように、機械的な仕組みだけではなく、
「社会的に新しい考え方によって未来はより良いものになる」
という推測を盛り込んだ物語をもっと読みたいんです。"
https://www.cinra.net/article/interview-202106-kenliu_gtmnmcl
オクティヴィア・E・バトラー - Wikipedia
日本語訳作品
長編
『キンドレッド――きずなの召喚』(1992年、風呂本惇子/岡地尚弘訳、山口書店) Kindred, 1979
『キンドレッド』(2021年、風呂本惇子/岡地尚弘訳、河出文庫)
短編集
『血をわけた子ども』(2022年、藤井光訳、河出書房新社)Bloodchild and Other Stories, 1995
短編
「ことばのひびき」(SFマガジン1985年12月号、山田順子訳)"Speech Sounds", 1983[22]
「血をわけた子供」(SFマガジン1986年2月号、小野田和子訳)"Bloodchild", 1984[23]
「夕べと朝と夜と」(SFマガジン1989年8月号、幹遙子訳)"The Evening and the Morning and the Night", 1987[24]