「美容を探求するひとは生き方も美しい」という礼賛は、ひるがえって「美容を探求しないひとはちゃんとしていない」というプレッシャーになる。
保清は生存に必要だし、整容は社会の一員であるための行動だが、美容は私的なよろこびにしておきたい。
パンプスを履かないと咎められる職場よろしく、肌荒れを咎められる「美容が実質ノルマ」みたいな環境は特殊な職務に限った話であってほしい。
セルフケアというもっとも重要なスキルを獲得しつつ、「ケアの成果を社会的地位や承認通貨にさせない」メンタルヘルスの治安維持も不可欠。
"朝日新聞の読書欄。磯野真穂さんによる書評が面白くて、これ読みたい。 伊藤聡さんの『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』(平凡社) https://t.co/1mRBdBNK2T" / https://twitter.com/aoyama_kobe/status/1657187693992857601
電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。 : 伊藤 聡:
https://www.amazon.co.jp/dp/4582839177