片翼と黄金の内容に触れる話
片翼と黄金も差別というものに触れる作品だったけど、単に「差別はいけないもの」とするだけじゃなくて「誰でも差別する側になり得るもの」って描いてあったの、真摯な作品だなって思った。
ベースがアイルランド移民とアメリカ開拓史で、作中に出て来た差別やなんかの問題は未だにアメリカにある問題だっていうのもあるのだろうけど、あの時代のアメリカにおいてアイルランド移民であり子供であり女という「持たない者」「弱い者」の象徴のようなアメリアをあそこで『襲撃者』として描いたのは意図してのことだと思うので。