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『叛逆航路 (創元SF文庫)』アン・レッキー 

『叛逆航路 (創元SF文庫)』アン・レッキー
うーん、苦手なタイプだった。ファンタジー寄りにも思える世界観のスペースオペラ。専門用語と世界観、キャラクターの理解に時間がかかるし、イメージがぼやけてしまう。中盤あたりからは理解が追いついてくるものの、スタートの遅れは尾を引くもので、物語のテンションに追いつけないまま終わってしまう。
属躰とか皇帝の設定自体は面白く、SF装置として楽しめた。性別が曖昧な仕掛けも面白さはあるけれど、そもそもの世界観のハードルが高いところに追加で難易度が上がるので、物語を理解する妨げになってしまったのが惜しい。

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