エマヌエーレ・コッチャ『家の哲学』(勁草書房)

読了しました。
「今まで哲学は都市のものだった。家を論じてこなかった。家こそが生が営まれる場所であるのに」との問題意識の元で行われる哲学的論考。
浴室とトイレ、台所、庭。家の各部分を題材に考察が始まり、それが射程を遠く伸びていく様は大変面白かった。
ちょうど私自身が、自分の住居に対して責任を持たねば、と最近意識したことと重なり、タイムリーな本でした。住居は私の延長なのだから、、その環境には意識的であらねばならない、と。
オススメです。

keisoshobo.co.jp/book/b647610.

フォロー

「台所」から始まる食や料理の考察は、『ダンジョン飯』と重なるところも多かった。深く何かを洞察すると、同じところに到達するのだなーという感じです。こちらもタイムリーね。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。