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コロナ禍が始まった頃、揚州十日記を読んだ。王秀楚は自身が目撃、体験したことを詳しく綴り、読者がトラウマになるほど衝撃的な内容を後世に語る。文字獄時代に書かれた作品なので、希少価値の高い歴史資料になるが、その存在自体を知る漢人はさほどいないのはまた嘆かわしい。

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