舞台は1930年代パリなものの、現代にも通じる問題をあつかったフェミニズムな映画だった！コメディなので軽快なトーンでぽんぽん進んでいく。
売れない女優マドレーヌと新人弁護士ポーリーヌのふたりが、貧乏な序盤のころから成り上がったお屋敷でまでずっといっしょになかよく暮らしているのよかったな...明確な描写はないものの、ポーリーヌはきっとマドレーヌが好きなんだろうなあと思える、みつめる目が印象的だった(レベッカ・マルデールのインタビューでも“愛情と憧れの両方を兼ねた気持ちを抱いているのではないか”とある)若い男性記者に接する雰囲気と、オデット(往年の大女優)に褒められてふわふわしちゃうかんじみてるとレズビアンかなあ、なんて思ったり。
ふたりを後からゆすりにきたオデットととも、敵対する結末にならないのがすきだ。
対して男性陣はことごとく呆れてしまうような人だらけなんだけど、だいたいマドレーヌとポーリーヌがクソ野郎だ！と話したり法廷で言い返し(弁護)たりしてるので呆れたり笑ったりしてみていられる。エンドクレジットでその後について新聞記事見出し風に読めるのおもしろかったなー #映画