途中で止まっていた"The Twyford Code"を再開したけれどめちゃくちゃおもしろい。ダヴィンチコードをよく知らんのだけど、あれも金塊とかを追う話なの?net sleuthの時代の、児童文学作家版ダヴィンチコードで、暗号解読とか金塊とかエニグマ発見とか謎の黒服の男達とかの、いっそ荒唐無稽にも思える華やかな要素に彩られた冒険譚として展開するが、ベースラインはつねに苦い現実や辛い過去に即しており、エスピオナージュミステリとリアリティが螺旋のように編み込まれている。そしてその骨子には、昔失踪した教師の消息を知りたいという動機が貫かれている。

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読み終わった。ねえーーーーすごい……わたし自身は暗号ってマジで解読できないので即諦めて答えを見るタイプだけど、Redditとかそれこそnet sleuthのコミュニティって暗号をめちゃくちゃ考察するじゃん、まさにそういう試みで、ちょうど今黄金州の殺人鬼を読んでいてamateur sleuthのオンラインコミュニティとかの題材に馴染みを覚えている時なのでよりほへえーーーとなった。ところどころ強引な箇所はあれどこのような大きな企みにおいては瑣末だし、あとこうした策略の巡らされた物語としての洗練はトップクラスだと思う。これはすごい。より好みだったのは"The Mysterious Case of the Alperton Angels"だけど、より凄いと思うのは"The Twyford Code"だな。これは年末の"The Christmas Appeal"も、来年の"The Examiner"もめちゃくちゃ楽しみ…

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