ドラマ「破れ奉行」(1977)
録画したままだったのをとりあえず初回だけ見たけどなんかすごい
奉行みずからが鯨船(捕鯨用の小型船)で悪党の溜まり場に単身乗りつけて悪党を銛で突き殺す
「奉行がそんなことしていいのか!」と言われたら葵の紋入りの拝領刀をちらつかせて引き続き殺す
ドゥテルテ並みの忍ばなさ
その時の服装がなぜかフレアパンツ
同じ萬屋錦之介主演の「破れ新九郎」でもフレアパンツ履いてたけど何なのか
本人がフレアパンツ好きだったのか、誰かが履かせたのか
鯨船を使う必然性はたぶんない
初回は管轄外の場所に川?から乗り込んでたので船自体の必然性は一応あるけど、わざわざ偉いさんに掛け合って鯨船を使用する理由は分からない
それより前に鯨船を見かけて「あの船ほしいなあ」と言っていたので、単に気に入ったのだろう
結局刀で斬るのに最初だけ銛を使う意味も分からない
とりあえずビールで2杯目から焼酎みたいなことか
萬屋錦之介の声はいつもながら素晴らしい
よく通る声で使い分けるべらんめえ口調と武家言葉を聞いてるだけで気持ちいい
今作ではミヤコ蝶々のよどみない上方言葉も聞けて耳にお得
続き
OP曲は完全にマカロニウエスタン風
劇中でも『続・夕陽のガンマン』の「エクスタシー・オブ・ゴールド」風のメロディが何度も流れてた
あと一度レクイエム・フォー・ドリームかよってぐらいの爆速モンタージュがあって笑った