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映画『美女と液体人間』(1958) ※ネタバレ 

美女と液体人間が出てくる映画
監督は本多猪四郎、特技監督は円谷英二でゴジラ1作目と同じ
第五福竜丸事件がひとつの下敷きになってる
放射能・放射線の影響で生まれた怪物という意味ではゴジラに通じるけど、こちらはギャングも関わってくる
当時のギャング対警察組織ものの流行を取り入れつつ、ゴジラとの棲み分けを図ったのかもしれない

美女は何かというと失神してた
昔の創作物で、女性が失神したり「持病の癪が」などと言いつつうずくまる場面はけっこうある気がする
「美女といえば失神」的なステレオタイプがあったんだろうか

一度は美女がふらついて寄りかかったふすまごと床に倒れてちょっとびっくりした
脚本通りなのか何なのか分からない

最後は、液体人間を追いやった下水道にガソリンを流し込んで火を放つというかなり豪快な手段で勝利してた
他に方法がないとはいえ、河畔の建物が大炎上してたし

人類への明らかな警告を孕んだ内容ではある(一番最後に「もし地球が死の灰に覆われ人類が全滅したら、地球を支配するのは液体人間かも」といったモノローグも流れる)けど、ギャング映画要素や当時としては露出度が高かったと思われるキャバレーのショーなども入っていてごった煮感のある映画だった

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