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映画『ビロウ』(2002) ※微ネタバレ 

変な映画
WWⅡ+潜水艦+サスペンス+心霊という不可解な組み合わせ
映像的にも、20年以上前の映画なのを差し引いても安っぽいような、でもこれはこれで悪くないような
なんなんだろうと思いながら見て見終わって、思い返すとなんか面白かった気もする
もう1回見たいかもしれない

とりあえず、古い潜水艦(どこまで忠実に再現してるのかは知らないけど)をレバーやらなにやらガチャコンガチャコン動かしながら操作してるのは見てて楽しかった

映画『ビロウ』(2002) 2回目 

2回見てかなり印象が変わった、というか節穴すぎて1回目はいろいろ取りこぼしてたな…と
「いいんだか悪いんだかよく分からない」という感想から「これ相当いいんじゃ、少なくとも自分はかなり好き」ぐらいに変わった
忘れかけた頃にもう1回見ても楽しそう

初見時はどことなく安っぽく思えたけど、今回はそこまでは思わなかった
ただ演出が全体的にクラシカルというか抑制的で、あまり極端な手法をとらないのでところどころ平板には見えるかも
TVMっぽいというか

でもホラー的な局面ではそれがいい方に働いて、控えめな演出で不安感や恐怖感を喚起する感じがいいなと思った(いわゆるジャンプスケアも要所要所にあるけど)
作風が似てるというわけでもないと思うけど、『ディスコード』(2012)を思い出す描写が1,2か所あった
超自然的なものを無造作に画面内に置いておく感じの
ディスコード好きなんだよなあ

あとは舞台が潜水艦だから当たり前だけど、終始閉塞感があって鬱々とした雰囲気なのも嫌いじゃなかった
逆にいえば画変わりの幅が小さくて地味ではある

あと、冒頭で救助された遭難者についての情報を乗員が艦内を歩き回って触れ回るところ、艦内の規模感とか雰囲気なんかを一気に見せてていいシーンだなと思った

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