エンニオ・モリコーネ特集 Eテレ『クラシックTV』9月14日放送 - amass
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楽しみだけど、こういうので扱われるのって大抵はニューシネマパラダイス筆頭に後年の作品ばっかりなんだよなあ

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これ見たらすごくいい特集だった 

舐めてた、ごめんなさい

最初はニューシネマパラダイスから始まってああまたただの美メロ礼賛かな…と思ったけど、キャリアの初期から晩年までを技術的な解説も交えつつめちゃくちゃ丁寧に追ってた
(なお自分はクラシック・現代音楽のことは全く分からない)
以下メモ

●当初、ニーノ・ロータに代表されるイタリアの映画音楽への反発
●実験的な音楽をやりつつ生活を立てる方策として、当時クラシック界からは低俗とみられていた映画音楽に携わることに
●クラシックを学びながら映画音楽に携わることを初めは「罪深い」と感じていた
●分かりやすい映画音楽とみせて、実験的手法を忍ばせることに
(アルジェントの『4匹の蝿』にもふれて、映像まで流れた! 素晴らしい)
●清塚さん:映画音楽で実験的なことをするのは、環境として許されにくい以上に自分が怖い。余計なことをして演出や役者の演技を台無しにしてしまうかもしれないので
●でも実験的手法で作り続けることに生活面での行き詰まりを感じ、流麗なメロディーと芸術(現代音楽)的手法の融合を目指すことに
●映画音楽のフィールドで葛藤し続けたことが、モリコーネ独自の音楽性を生み出したのではという見方

続く

続き 

●ヘイトフルエイトへの起用、タランティーノはかつてのマカロニウエスタン的音楽を期待したのではという推測。でもモリコーネはストラヴィンスキー的な交響曲を作った。これでアカデミー賞受賞
●モリコーネ:最初は映画音楽を書くのは屈辱的だった。でも今では映画音楽は本格的な現代音楽だと思っている

自分が特に好きな初期の作品は、多分モリコーネがクラシック・現代音楽にコンプレックスを抱いていた時期のものなんだろう
その抑圧とかある種のやけっぱち感に惹かれてるのかもなーと思ったり(そもそもクラシックに無知なのが大きいんだろうけど)

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