ゲ謎のカットなし版やってるのかあ、と、初鑑賞時にめっちゃくちゃ衝撃だったシーンの話をまたする。
映画冒頭の列車内、咳き込んでる子どもがいるのに周囲の大人が煙草を吸うのをやめるどころかその子を気にもしないところ、「人は誰もがより弱い存在を踏みにじっていて、それを罪とも思わない。自覚もない」っていう比喩として秀逸だなって思ったんよね。それこそこの物語が問題視してるテーマだと思うし、それをぎゅっと圧縮してしかもさりげなく出してきたなあ!と。そしてそしてここで水木も当たり前みたいに煙草を取り出すわけだけど、ゲゲ郎との会話のおかげで結局火をつけることはなかったんだよ…!そう、そういうことやん…!