私は映画観る時、特に初見時は頭空っぽにして観ているので、ゴジラが放射能光線(プロトン砲)を放った先が皇居だという事に気付かず、この映画も「天皇がいない並行世界の日本」だったか、とがっかりしたのだが、菅野完氏によるFBでの指摘を受け、地図で場所と方角を確認してからあの部分を繰り返し観ると、ゴジラは皇居を焼き尽くしたのが判った。焼き尽くしたというか、核爆発で気化させた。
ただ、あの至近距離で爆風浴びて、みんなピンピンしてるのはなあ。ゴジラは、放射能吸収して、エネルギーだけをプラズマとして吐き出してるのかな?
アメリカの核実験でゴジラが誕生した部分を端折りすぎだし、芝居は臭いし、演出が型に嵌まって陳腐で、せっかく新解釈で(特に通常兵器で大ダメージ受けるが、直ぐに再生するという設定)、「日本」と言う国の体質への厳しい批判。オリジナル版へのオマージュ満載なのに、惜しい映画と思っていたけど、70年来のタブーを打ち破ったこれで、かなりプラス評価になった。
山崎 貴、よくやった!