創元推理文庫 『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』ミック・ジャクソン
タイトルと表紙からなんとなくエドワード・ゴーリーみを感じる
『イギリス怪談集』の合間にこれから読み始めようと思います
文庫カバーかける前に記念撮影
ミック・ジャクソン『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』文庫の解説を読んでてこの人のお名前最近ぜったいどこかで見たんだよな……て思ってたら数日前たまたまブーストしたハン・ガン『すべての、白いものたちの』を紹介していた方ご本人様(酉島伝法さんという方)ですっっごいびっくりした…たまにこういう偶然が重なって点と点がふいに線になる瞬間があるのが好きだな
ミック・ジャクソン『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』創元推理文庫
全8話の短編集で半分くらい読み終わった 私は解説やあとがきを先に読むことが多いんだけど解説によるとイギリスの熊は人間の娯楽(見せ物)や毛皮のためにずいぶん昔に絶滅してしまっていて、その事実を踏まえて読んだほうがより悲惨さがあるなあと思った 熊がかわいい話や熊と人間がなかよしな話は今のところ一切ない)
すべて独立したお話だけどイギリスの熊はすでに人間の行いによって絶滅していること、どのお話もすべてタイトル『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』に収束するのが上手い
(原題は『BEARS OF ENGLAND』さっぱりしたタイトルで邦題のつけかたがよい)