私はさ、知性には色々な形があると思っててさ、
語彙が豊かな者や、幅広いまたは深い知識を持つ者、計算の速い者、抽象思考が得意な者、とかが"より知性がある"とされがちだけど、実際はそうじゃなくて、
身体の操作に長けた者や、感覚が鋭い者、他者に配慮する者、分からない事を分らないまま己のうちに入れることができる者、伝える事ができる者、仲立ちになる者、とりあえず行動する者、忘れない者、繰り返しをできる者、冒険をする者とか、色々、本当に色々な形の知性があると思う。
それぞれの存在にそれぞれの知性がある。
私はそういう事を信じているからさ、「差別は知性のない者がする」っていう言説はさ、真っ向から否定したいんだ。
だってこんなにたくさんの者に知性があるのに、差別はこんなに溢れてる。
私から言わせれば、「差別は知性のある者がする」んだよね。
ま、本当のところはこの社会に差別構造が組み込まれているから、この社会に存在する限り、差別の片棒を担いでいない者なんて存在しないんだけど。
色々な知性のことを思うと、ワクワクしてくるよね