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ニホンザル、イノシシ、クマ……「害獣」と呼ばれる哺乳類は、生態系に何をもたらしているのか
businessinsider.jp/post-288848

まずもっての感想は「"人間"様の良きようにしたいということですね」「私はそれを"共生"とは呼びませんよ」。

生物多様性の保全を考える時に、希少種だけでなく普通種に着目する点はとても興味深い。

里における、野生動物の保護と"人間"社会の安全を両立させるためには、その里の者の視点が欠かせず、調整が必要という点にも頷ける。
ただし、やはり人間中心主義である点は否めない。

そもそも捕獲された野生動物はその後どのような扱いを受けるのだろうか。

殺処分されているのではないかと推測するが、それを"適切な管理"と呼んでいいとは全く思えない。
もう一つの可能性として、不妊化手術を考えるが、その場合も「その"処置"をされた個体の主体性や尊厳、その群れという社会の固有性(固有の文化など)や滅亡は、顧みられなくていいのか」という疑問が浮かぶ。

捕獲技術の向上について、捕獲の際の捕獲対象への傷害も、どの程度回避されているのか気になる。捕獲する側の安全性の向上が優先されているのではないか。

当然、江成氏が懸念しているような都市の論理を農村地域の住民に押し付けるという事があってはいけない。そこの住民はそこで生活しているのだから、それを守る権利は当然にある。住民らは時に生命の危機にも晒されていることを忘れてはいけない。

一方で、人間社会は野生動物達の生き死にを一方的にコントロールしてしまえるだけの技術を持っている。それは権力であるという事を念頭に置くべきだと思う。
野生動物を優先しろという話では全くなく、"人間"と"動物"の間にある不均衡をならしたい。

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