大昔友人とノリで松阪牛を食べに松阪まで車で行ったことがある。 

当時はインターネットとか存在していなかったので、行き当たりばったりで目についたお店に行けばいいだろ。てな感じだった。

昼過ぎに松阪に着いてとりあえず目にとまった和田金ちうお店にはいった。※松阪牛の老舗有名店

店先では、履き物を預かる専門の人がいて、靴を預かってくれた。名札が着いていて亀吉と書いてあったのを鮮明に覚えている。

さて店の中に案内されたが、平日だったのに結構混んでいて、大広間に衝立で仕切ってある席に案内された。(ちゃんと事前に予約してゆくと個室に案内されるよ)

さてメニューを見ると、当時のランチで最低価格6,000円〜だった(たしか)ので、友人と二人で震えた。

大昔友人とノリで松阪牛を食べに松阪まで車で行ったことがある。 

友人と二人で財布の中身をチェックして、最安値6,000円の松阪牛の網焼きならギリギリ払えそうだと分かったので、そいつを注文した。

しばらく待つと、肉を持った仲居さんがきて、目の前のコンロでつきっきりで肉を焼いてくれる。
焼けるとそれぞれ取り分けてくれて「どうぞおめしあがりください」

ワシと友人は一口食べて絶句した。
うまい。うまい。うまい。うまい。うまい。うまい。
とりあえず脳内でもそれしか言えないくらいの衝撃の旨さだった。

当時は若かったので、たちまち平らげてしまったがすかさず「おかわりをお持ちしましょうか」と言われたが、そんな金はないのである。

「いえ、け、けっこうです。。」というのがやっとだった。

その後、焼野菜を食べて、ご飯と味噌汁が出たが、どれも絶品。
これが高級料理か。といろいろ脳内ではしゃべったが、仲居さんがいるので友人とは一言もしゃべら(れ)ず、夢中で食べた。

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大昔友人とノリで松阪牛を食べに松阪まで車で行ったことがある。 

さて支払いの段になって「サービス料」なるものが別途必要だと分かって、友人と二人で必死で小銭までかき集めてホントギリッギリで支払いをおえた。

後から分かったのだが、和田金は松阪の中でも高級店なので、素人がノリで行っていい店ではなかったらしい。。。
しかしあれはホントうまかった。いろいろ生きた心地がしなかったけれども。

ちなみに帰りは高速代もでないので下道で、しかもガソリンもギリギリで家までたどり着いた。

情報化社会の現代ではこーゆースリリングな旅は二度とできないだろーなー。

おわり

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