夢を...見たんだ。
わたしはある少年について行っていた。
少年いわく、ネット上の恋人に実際に会うとのことであった。
心配だからついていってやった。
その少年が待ち合わせ場所に着くと、やってきたのは50代ぐらいのおばさんであった。
私はやっぱりなと思ったが、意外にも少年は喜んだ。少年は、相手が誰であろうと、その相手を愛すつもりらしい。
私は少年に感心していた。そして、しばらく2人っきりにしてあげようと、席を立とうとした瞬間、おばさんは衝撃的なことを告げる。
あなたの愛していた人物は、一人ではない、と。
実は、少年の愛していたアカウントは、3人の複数の人物で、日替わりで相手をしていたのだという。
少年は泣き崩れた。
「時間返してくれよ!! なんでだよ!!」
少年は大声で嘆き叫ぶが、現実は変わらない。これは、変えようのない現実であった。
私はどうしたらよいかわからなかった。
そうしているうちにおばさんは車に乗ってどこかへ去ってしまう。
私は少年を家まで送った。
その後、少年は行方不明となる。
なんとも言えない気持ちになった。