ずっとお城で暮らしてる ネタバレ
完全に狂気の世界に行ってしまってるメリキャット(主人公)や、主人公の家が燃える様をゲラゲラ笑ってみておきながらシレッとお供え物をしに来る村人など怖い要素は幾つもあるのですが
ひたすら事なかれ主義の主人公の姉ちゃんコンスタンスが1番怖かったかもしれません
あくまで自分の解釈ですが多分姉ちゃんは、いとこの兄ちゃんに象徴される「マトモな世界」に行けるチャンスがあれば、妹を捨てて行ってしまえる人で、
ラストで全部失ったあと妹に言う「私とっても幸せよメリキャット」は、それは本当に愛ですか?妥協と自己暗示でなく…?って疑いを持ってしまうのが、イヤ〜な後味を残して良かったです いわゆるメリバとは一味違う…
妹は妹で叔父の介護で忙しい姉ちゃんに年がら年中あれ食べたい!ケーキ作って!って無邪気に頼みまくって気遣い皆無なので、捨てられそうになって仕方ないですねって感じなのがまた悲しい…