じゅうに 

身分とかあれこれ忘れてるんだけど、なんとなくで。

王不在で荒廃した国の片隅で人の生活を維持している数少ない集落で、領主の父と兄を補佐して防衛を担うヴェと、半獣(🐻)の高い戦闘能力を遺憾なく発揮して彼を支えるマゼ。
可能性があっても無くても行かなけりゃ始まらないと二人してとっとと麒麟に振られに行く。
そこで同じく麒麟に振られた殿下に出会い、あちらも荒廃に耐え、ヴェたちより規模の大きな集落を形成しているとあって、顔繫ぎ、情報交換。
領地に戻って暫くして王が立ったと知らせが。
まだまだ荒れた大地が広がる国だけど、これから良くなる。と妖魔の屍の上で青空を仰ぐマゼと、そんな彼を外壁の上から、もう少しだ、もう少しでマゼに平穏を返してやれると、望まぬ戦いを強いていることを悔いているヴェが泣きそうな笑みでマゼを呼ぶそんな一幕ミタイナァ…。
で、妖魔に襲われることが減ってきたなって実感したころに、王があまりにも幼い所為で上の様子があまり良くないと知って、再びの荒廃や、暗君になられたらたまったもんじゃないと、マゼヴェル二人して一兵卒から成り上がりロマンス。そう、成り上がりながらロマンス。後の宰相と将軍でよろしく。

じゅうに 

まだ兵士だったころに遠めに見た王は幼く、その補佐として父が内政を援けていると聞いていたけど、そうみてもあれは殿下…

ヴェ:王って息子さん(孫殿下)か。
マ:なんか他とは違う迫力のある人だと思ってたけど、王様のお父さんだったんだねぇ。
ヴェ:王は血筋じゃないと言うが…あれではまるで世襲だな。殿下が王で、孫殿下は跡継ぎ…。あれは、仕方ないとはいえ悪手だろ…。
ある程度整えたうえで、安定した国を渡してやりたい親心なのか?うーん、なまじっか有能な所為で王が隠れてしまってる。あれではなぁ…。
マ:…苦労を知らない人は、簡単に折れちゃうからね、守りすぎるのもダメだと思うなぁ。
ヴェ:お前時々厳しいな。
マ:君はいつも厳しいね。
ヴェ:お前が甘いからな。
マ:じゃあ、今君が甘いからぼくが厳しいんだよ。
ヴェ:…甘いか?
マ:甘くない?
ヴェ:……そうだ、な。
マ:幼くとも王は王だ。大人の陰に隠れていてはだめだと思う。
ヴェ:うん。
マ:でも、今、殿下を排除したら、持ち直した国がまた傾くってことくらは僕にも分かる。
ヴェ:……。
マ:ねぇ、ヴェルナー。
ヴェ:なんだマゼル。

じゅうに 

マ:行くなら一緒に行くよ。
ヴェ:……。
マ:ヴェ、置いてかないで。
ヴェ:お前、平凡な宿屋の主になるのが夢なんじゃないのかよ。
マ:君だってのんびりご隠居生活したいって言ってたじゃん。
ヴェ:あー、まぁ、いつかはな。
マ:うん、僕もいつかはね。
ヴェ:じゃあ、一仕事しに行きますかね。
すっとヴェが差し出した手を掴んだマゼが、行こう!一緒に!とここ一番の笑顔を見せて、わーイケメンーって見惚れさせてたらいい。
ほんでもって、ガンガン実績積み上げて、王のあこがれになり、禁軍入りを機にヴぇが内政改革に手を出していつのまにか宰相に。そしてマゼは大将に。
もう自分が盾にならずとも二人が王を守るだろうと殿下あっさり自領に戻って、あれ、もうちょっとごたつくと思ったのに?!ていうか殿下の掌の上感が…えぇぇ~( ˘•ω•˘ )
そしてなんだかんだで立て直した国が長く繫栄し、いつもと変わらぬある日の昼下がりに、
ヴェ:いい隠居日和だと思わないか
マゼ:それこそ宿屋開きにピッタリだと思わない?
と、二人そろって引退宣言かまして人に戻り、一路ツェア領?へ。

じゅうに 

既に何代も大変わりしていて、二人の家族はいないけど、その孫子が暖かく迎えてくれて、ホッ。
領の片隅で宿を始めるんだけど、勇名を馳せたマゼとヴェに教えを請いたい若人が自国他国問わず後を絶たず、結果、道場?を開くマゼと私塾を開くヴェ。
お互い、夢は叶ったけど、短かったねぇって苦笑いしつつ、充実した日々を送るえんど。

考えながら書くからまとまりないなぁ。 :ablobpress: ぷぎゅぅ

じゅうに 

マゼヴェルな話

ツェア家が領主を務める首都?からは遠い集落が最初の舞台。
もとは街規模だったけどじわじわ縮小している。
兄上健在で、次男として悠々自適な生活を送るはずが、王が斃れて国が荒れ、持ち前の知識フルに生かして防衛を担当。
市井で評判のメシウマ宿屋のハル家とは若干身分差があるけど、マゼヴェルは全く気にせず周囲からも親友悪友魂友扱いでお前ら結婚いつよと揶揄われるくらい仲がいい。仲がいい。キスくらいはしてそうと言われている。実際は、してない。でも鼻先キスする距離で話すことは多くて、道端でキスまがいの事すんなってドレクスラーにどつかれることがけっこうひんぱんによくある。
マゼルは🐻の半獣な所為で力が強くて、幼い頃ちょっとしたケンカでヴェを押した際に、ちょっとのつもりだったのに、大に突き飛ばした格好になってしまって、自分の力の強さに恐怖する。ぼくがヴェを傷つけた(蒼白)
加減の仕方が分からなくなってしまって、何を触るのも恐る恐る、持つ手に力が無くて物を落とすこともあったりで、見かねたヴェが、ほらよと両手を広げて抱き着けと言い出す。
ゆっくりでいいから、俺で練習しろよ。
いやだ、怪我させたくない。
しないように加減覚えろよ、とヴェからハグ。

フォロー

じゅうに 

ほらマネてみろ、抱きしめるんじゃなくてこうやって囲え。これなら大丈夫だろ?
両手を握って腕の中にお互いを囲って至近距離で笑むヴェと泣くマゼ。
もう避けるんじゃないぞ、そっちの方が傷つく。
うん、うん、ごめんね、ごめん。
ごめんじゃないだろ。
…へへ、そうだね、あ゙りがヴェルナー、だいずぎ。
へらりと笑うマゼに、笑みを深くするヴェ。
なんだあれ、尊いがすぎるとリアル草葉の陰から見守っていた保護者連が倒れ込んでたらいい。
そして練習と称して毎日だきだきするマゼヴェル。盛大に距離感バグる原因。
大きくなってからは練習はしないけど、自然とヴェの腰抱いてるマゼいるし、なんならヴェも腕回してる。
そのうち共寝した時にじゃれついて、当たって、マゼが真っ赤になって慌てたのが可愛くていたずら心を誘われて、からのちょっと行き過ぎコミュニケーションで気持ちいい事を二人でせっせと覚えてったら萌え…いかがわしいおいしい。

じゅうに 

国が荒れていたころはそんな余裕も無くて、その代わり少し落ち着いたと感じた頃に二人で慰労呑みで、ろうそくの明かりに照らされたマゼの、子供の頃とは違う精悍な面差しに目を奪われたヴェと、少し惚けた瞳で自分を見つめるヴェの、酒にほほを染めて血の巡りが良くなった薄く開いた唇に誘われるように顔を寄せるマゼ。
🛏しょや!
自覚もなく告白もないんだけど、ただ、子供の頃の延長線とは違う、心の深いところで得た充足感に、こうなることは当然のことのように思えて、最後までは致さなくとも(いたしてないとは言ってない)触れ合うことをやめられないマゼヴェル。
そして幼い王の父が摂政となって政治を牛耳っているという噂が届きー略。

妄想はかどるね?びっくり

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