>フォンくんは技能実習生として来日し、一生懸命働いていました。しかし受け入れ企業の給料の支払いが悪く、毎月の給料は約束通りの13万ではなく、多くて6~7万、普段は3〜4万円しか支払われませんでした。
技能実習生として日本に来るためには、まとまったお金が必要で、そのために親族に借金をしたり、家を担保に銀行からお金を借りたりしていることが少なくありません。来日後に実習生として働きながら、少しずつ借金を返済したり親に仕送りしたりするかたちですが、フォンくんは借金の支払いに困るようになり、「ここではもう働けない」と、一大決心をして失踪したのです。
それでも、母国での借金は返さなければなりません。不法就労でお金を稼ぎ、借金を返済していた時に倒れ、障害が残って四肢麻痺になりました。
>父がそうやってベトナムと深い関わりがあった関係で、2011年にベトナム大使館の依頼で、日本で亡くなったベトナム人の若者の遺骨や葬儀の支援をしたんです。
お盆になると「新盆」といって、新たに亡くなった方を供養するのですが、そこに並ぶ位牌の数は、私たちのお寺で、だいたい平均して毎年15ほどでした。しかしその時、なんと150を超えるベトナム人の位牌が並びました。…しかも、亡くなった子たちは皆20代でした。
技能実習生制度と称して日本がやっている事、あまりに非人道的で取り返しがつかなく…。
制度を廃止してほしい。被害者に賠償金を払ってほしい。それでも本当に取り返しがつかない。
入管についてもそうだけど、人間を殺すな。せめてもの話すら守れない国。
JAMMINの今週のチャリティーはベトナム人技能実習生や留学生の命と人権を守る支援活動を行う日越ともいき支援会
https://jammin.co.jp/charity_list/230925-nv-tomoiki/?utm_source=one-fact&utm_medium=mail&utm_campaign=230925
https://nv-tomoiki.or.jp/