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とあるものがない人魚7ちゃん 

「君と結婚したい」
「最近会う度言ってない?あんたってもっと雰囲気とか無駄に考えてキザな台詞言うと思ってた」
「それで伝わる相手ならしてるよ。君相手だと無理だって気づいたんだ」
「なんだと」
「鈍感な上に生きてきた中での何割かは人魚育ちだろう。陸のプロポーズの言い回しが伝わらない。なら直球しかないと思って」
「否定しにくいこと言わないで。っていうか結婚……結婚ねぇ……」
「駄目?何が駄目?多少不自由にしてしまうかもだけど出来る限り全力で願いは叶えるよ、言って」
「圧が怖い」
「必死なんだよ」
「うーん……そもそも陸の結婚って出来るのかしら私」
「どういうこと?」
「陸の人間にはあるものが無いのよ、私」
「何?」
「戸籍」
「え?」
「だから戸籍。国籍でもいいけど。陸の結婚って籍も関係するんでしょ?海の中のことはおじい様が全て把握してるから無いのよ籍なんて」
「……予想の斜め上から問題が出てきたな……」

その後特例の海の国王族籍をあの手この手で作る6がいたとかなんとか

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