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サドの悪徳の栄え読み終わった 

ソドムの百二十日はだらだらと続く印象で読むのが中々苦痛だったんだけど(屁理屈じゃん…という印象が拭えない高説が多々)、本作はまぁまだ理解できるかなという説(それでも時に読み飛ばす)の中に悪を盛り込んでくる、かつ、その悪こそ人間の自然、善とは糞食らえと宣いながら悪事を繰り返す様は一種の痛快とも言える……気がする 私の創造する悪人ってここまで振り切れないところあるだろうから、悪人とは?と思った時に参考になりそうな本
結構読み終わった本はすぐ捨てちゃうんだけど、これは取っておいてもいいかな、またいつか再読したくなりそうだなと思った エログロの部分も被害者の悲鳴や感情部分がほぼ描かれずサクッと終わるので気分が悪くなることもなく、主人公視点で物が進むからソドムの「ですます調」で読むのが苦痛でもなく、マルキド・サドとは?SMの語源ともなった人の描くサディスティックとは何なのかと気になった人に勧めるとしたらこの本かな

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