柳宿とか鎌足さんとか、「男」「女」に迷いなく二分されることのないキャラクターの人(としか当時の描かれ方について私は上手く言えないんだけど)に自分はいつも没入したり心を寄せたりしていたんだけど、リアルでもそうだが創作物であってもどうにもロールモデルにできるような描かれ方ではなく、
ロールモデルがいた・あったところで、自分の育った環境では男ジェンダーの人にも女ジェンダーのひとにもどのみちうまくなれなかったろうとは思うんだけど、みんなこういう所在なさとどうやって付き合って育ったのだろうな。
いやでも、自分はジェンダーとか以前の場所に立たされていたのか…… そういうもろもろとの付き合い方を学べていたとして、実践できたとは思えないし、どうせ意味なんてなかったのかも。