『金の国 水の国』ネタバレる感想
「ふたりの愛が国を救う」みたいな物語、風なんだけど、実はラストもラスト、「大義のため」みたいに相手をひとりにしちゃったこともう絶対やだわ!!! つって「国の大義」ブッチしてるし、そのさらに先の「ここさえ」てところですら、目の前のひとり(恋しい相手ですらない)(が、その人のためのことではある)のことを「国の大義」より優先しており、
託された「たのんだぞ」ではないものを、選択しているのだよな。
ああいう選択する人だからこそ、ではあるのだけど、個人的にはどうしたってそこの構図は痛快。
個人は「国」のことなど、いつだってブッチしてよいのである。国が個人をブッチするのは許されないけどな。絶対に許さん。