『構造と力』見取り図として読めば大変わかりやすく、問題の所在をだいたい正確に押さえていると思われる。問題はそれを踏まえて浅田の出している解決策というか指針に少なくとも僕は1mmも共感できないというあたりにある。いやどうだろう。意外と浅田が正しいというのもありえなくはないだろうけど

浅田の議論の胡散臭いところの一つは、一つはマクロな構造論とミクロな行為的次元が短絡するところ、もう一つは必然的成り行きを強調しすぎに見えるところ
要は浅田ってセカイ系(悪い意味で)なんだと思う

フォロー

浅田を読んだあとにジジェクのことを思い出すと、ジジェクは基本的にソ連の崩壊を経験していて、構造の破綻にリアリティを覚えるタイプの思想家なんだなという感覚になる。逆にソ連がある時代にこういうことを書いた浅田はなんなんだよという気もする

浅田彰は学識のすごさと奇妙な独断が両立してる感じするんだけど、とりあえず独断的に批判しておくと、浅田的な逃走では今あるものを振り切れないし、むしろすでにある構造、すでにある力に絡め取られて最低、という感覚がある

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。